開湯1000年を超える、歴史ある癒しの湯
大分県玖珠郡九重町にある筋湯温泉は、
桶蓋山の山麓標高約1000mに湧く1000年を超える長い歴史を誇る温泉郷です。
開湯は天徳2年(958年)にまで遡り、貞享元年(1684年)には、日田藩主松平大和守から温泉冥加金(入湯税的なもの)として、年銀20文を納める命令が下ったという記録があります。
筋湯温泉の町並みは、明治30年、昭和24年の2回の大火で温泉街のほとんどが消失。終戦後ということもあり、血のにじむ様な努力が続けられて復興し、現在の筋湯温泉が形成されました。
「筋湯」という名の由来は、現在の共同浴場「うたせ大浴場」の湯にあります。
2mの高さから湯が落ち、筋肉をほぐすと言われる「日本一のうたせ湯」があり、肩こりなどの筋の凝りをはじめ、「筋の病に効く」ということから「筋湯」と呼ばれるようになりました。